ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ノートPC部品の新普と兆利、重慶進出を計画


ニュース 電子 作成日:2010年5月28日_記事番号:T00023042

ノートPC部品の新普と兆利、重慶進出を計画

 
 ノートパソコン受託生産を手掛ける鴻海精密工業、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、英業達(インベンテック)による中国重慶市での工場設置が進む中、PC用ヒンジ2位の兆利科技工業(JARLLYTEC)、バッテリー大手の新普科技(シンプロ・テクノロジー)も同市進出を計画している。28日付電子時報が報じた。

 年内に重慶工場の量産開始を予定するクアンタを顧客とする兆利は先日の董事会で、2011年からの重慶工場建設計画始動を決議した。兆利は既に上海市、広東省東莞市、江蘇省蘇州市常熟市、福建省福州市福清市などに工場を持つ。現在のノートPC用ヒンジ生産量は月300万台分、液晶モニターは同200万台分だ。

 新普の宋福祥董事長は、バッテリー需要拡大に加え、中国の中心に位置する重慶は交通の便が良いことから、進出を検討していると語った。

 ある部品メーカーは、ノートPCの一大生産拠点を目指す重慶市の政策に応じて受託大手が進出する中、部品メーカーも遅かれ早かれ同市に投資を行うと指摘。ただ、急ぎ過ぎれば供給過剰に陥る懸念があるため、展開スピードはそれほど速くないとみている。