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不在者投票、12年総統選での導入検討


ニュース 政治 作成日:2010年5月31日_記事番号:T00023055

不在者投票、12年総統選での導入検討

 
 選挙の際に本籍地に帰らなくても投票できる不在者投票を、早ければ2012年の総統選挙で導入することを内政部が検討している。31日付中国時報が報じた。

 第一段階の対象者は軍人、警察官、本籍地以外の県市での就業・就学者、刑務所の服役者など。現行規定では選挙の際の投票は本籍地で行わなければならないため、120万人が恩恵を受けるとされる。対象は台湾域内および外島に居住する有権者で、当面、在外台湾企業の従業員や華僑らは含めない。

 不在者投票には通信投票や代理投票などがあるが、刑務所の受刑者に対する投票の秘密確保など、導入に当たってさまざまな課題がある。内政部は現時点では通信投票は選択しないとしている。

 全土20万人の軍人、6万人の警察官には国民党支持者が多く、内政部が今年初頭に不在者投票の実現検討を表明した際には野党民進党が強く反発する一幕があった。