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中国輸入市場の台湾製品シェア、過去最低の7.5%


ニュース その他分野 作成日:2010年5月31日_記事番号:T00023056

中国輸入市場の台湾製品シェア、過去最低の7.5%

 
 経済部国際貿易局が28日発表した1~4月の中台間貿易の統計によると、中国の輸入市場に占める台湾製品のシェアが、過去最低の7.5%に落ち込んだことが分かった。29日付工商時報が伝えた。

 同統計によると、台湾の対中輸出は今年第1四半期に前年同期比で73%伸び、輸出全体に占める中国向けの割合は31.3%に達した。また、対中貿易黒字も119億米ドルに達した。

 しかし、諸外国の対中輸出は台湾を上回るペースで伸びており、中国の輸入市場に占める台湾のシェアは、昨年の8.5%からさらに落ち込み低下を続けている。台湾製品のシェアは米国(7.5%)と並んだほか、東南アジア(3.4%)にも追撃を受けている。

 同局は「シェアで米国に並ばれ、東南アジアではマレーシアが中国市場でシェアを高めている。台湾が速やかに海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に署名しなければ、中国市場での優位を保てない」と指摘した。