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エルサルバドルとのFTA、来年初め発効へ


ニュース その他分野 作成日:2007年8月27日_記事番号:T00002306

エルサルバドルとのFTA、来年初め発効へ

 
 陳瑞隆経済部長は24日、台湾とエルサルバドルの自由貿易協定(FTA)が来年初めにも発効するとの見通しを明らかにした。26日付経済日報が伝えた。

 交渉の結果、エルサルバドルはFTA発効1年目にサトウキビなどを原料とする台湾産ショ糖3万5,000トンに免税枠を設定し、2年目に5万トン、3年目に上限の6万トンまで拡大することに同意した。

 また、エルサルバドルはCAFTA(米国と中米5カ国によるFTA)に加盟しているため、台湾製品をエルサルバドル経由で米国に輸出する場合にも特恵関税が適用される。

 台湾はすでにパナマ、グアテマラ、ニカラグア、エルサルバドルとFTAに調印している。台湾企業のエルサルバドルに対する累積投資額は7,800万米ドル。25日には陳水扁総統の同国訪問に合わせ、「三立工業区」の起工式が行われた。面積は21ヘクタールで、投資額は2,500万米ドルを見込む。
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FTAの議定書に署名するエルサルバドルのサカ大統領(右)。最も熱心な台湾の支持国で、陳総統は「中国は(台湾と断交した)コスタリカのコーヒーを飲み、台湾はエルサルバドルのコーヒーを飲む。エルサルバドルのコーヒーの方が上だ」などと語り、上機嫌だった。
(24日=中央社)