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中国シノペック、台湾事務所設立か


ニュース 石油・化学 作成日:2010年5月31日_記事番号:T00023065

中国シノペック、台湾事務所設立か

 
 31日付中国時報によると、中国国有石油会社、中国石油化工業集団(シノペック)が台北市信義区の台北101ビルに台湾事務所を設立したようだ。米系不動産コンサルタントのジョーンズ・ラング・ラサール(JLL、仲量聯行)は、中国資本の台湾投資は、パソコンなどハイテク業界に続き、このところ石油化学などの従来型産業や飲食業なども台湾拠点の候補地を探していると指摘した。

 台北101ビルの劉家豪・広報担当者は、多くの中国資本から引き合いがあり、賃料を協議しているが、シノペック進出はコメントできないとした。ただ市場関係者によると、シノペックは既に4月に契約を締結済みだ。なお台北101ビルには、中国の鉄鋼大手、中国中鋼集団(シノスチール)が昨年、「中国金貿」の名義で台湾事務所を設立している。

 一方、台北世界貿易中心(世界貿易センタービル)の広報担当者も、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)でアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象に含まれる見通しとなっている業種の中国資本などが、同ビルで台湾事務所の設置を検討しているほか、金融機関やメディアも信義計画区周辺で探していると指摘した。