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エイサー起債、ファウンダーが引き受けか


ニュース 電子 作成日:2010年6月1日_記事番号:T00023110

エイサー起債、ファウンダーが引き受けか

 
 パソコン大手の宏碁(エイサー)は31日、海外で無担保転換社債を発行し、5億5,000万米ドルを調達することを決議した。2回に分けての発行で、初回は3億米ドル、2回目は2億5,000万米ドルを調達する。引き受け先としては、中国の北大方正集団(ファウンダー)の名が取りざたされている。1日付工商時報が伝えた。

 エイサーが発行する転換社債が株式に転換された場合、転換後の株式全体の約8%を占めることになる。ファウンダーが転換社債を大量に引き受けた場合、エイサーの創業者、施振栄前董事長とその家族の持ち株比率(3.44%)を上回る可能性もある。

 エイサーは2003年8月に海外無担保転換社債を発行し、4,000万米ドルを調達しているが、その後は手持ち資金が潤沢にあるため、目立った起債はなかった。第1四半期末で手持ち現金は366億台湾元(約1,037億円)あり、今回の起債はファウンダーとの提携強化が目的とも読み取れる。