アジア最大、世界2番目の規模を誇る台北国際電脳展(台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス)が1日開幕した。金融危機の影響に見舞われた昨年より8%多い4,861ブースを使用し、1,715社が展示を行う。期間中、会場には約3万5,000人のバイヤーが訪れると予想され、200億米ドルの調達商機が見込まれている。1日付電子時報が報じた。
1日、コンピューテックス台北を視察した馬英九総統(右2)は、電子ブックリーダーのeラーニングシステムを使って高雄県の小学生にあいさつした(1日=中央社)
今回のコンピューテックスでは、アップルのiPadに代表されるタブレット型パソコンが最も注目を集めており、華碩電脳(ASUS)、微星科技(MSI)、宏碁(エイサー)、インテル、エヌビディアなどが新製品や関連技術を発表する。
また携帯電話、ノートPC、オールインワン(モニター一体型、AIO)PCなど、タッチパネルの応用先拡大に伴い、タブレットPC、電子ブックリーダーでもタッチコントロール機能の搭載は必須になるとみられる。今回の展示会で専門エリアは設けられていないものの、関連製品・技術はあらゆる分野に見ることができる。
このほか最近の3D(3次元)映像技術の急速な進歩を受け、3D対応のノートPC、モニター、オールインワンPCも話題となっている。