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台湾のFTA締結、中国が反対表明


ニュース その他分野 作成日:2010年6月2日_記事番号:T00023115

台湾のFTA締結、中国が反対表明

 
 中国外務省の馬朝旭報道局長は1日の定例会見で、「中国は台湾が他国と民間の経済貿易交流を行うことに異議はないが、政府レベルによる協定には反対する」と発言し、台湾が諸外国と自由貿易協定(FTA)を締結することに反対する立場を表明した。同日の中央社電が伝えた。

 馬英九総統は、中台が海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を締結すれば、台湾が諸外国とFTAを締結するのに役立つと主張してきたが、中国側はそうした台湾側の思惑を真っ向から打ち消した格好だ。

 2日付自由時報によると、民進党の林右昌広報担当は「中国は一貫した立場を述べたもので、馬政権は一方的に希望を抱いているにすぎず、ECFAを早期に締結するためにだまそうとしている。中国は国民党のうそを指摘しただけでなく、馬政権が外交戦の休止しても、台湾併吞(へいどん)の動きをやめることはない」と指摘した。