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バイオアルコール、生産計画相次ぎ中止


ニュース 石油・化学 作成日:2010年6月2日_記事番号:T00023128

バイオアルコール、生産計画相次ぎ中止

 
 複数の台湾企業が計画していたバイオアルコール生産計画で中止の動きが相次いでいる。2日付工商時報が伝えた。

 台湾中油と食品大手の味丹企業(ベダン)は、共同で6億台湾元(約17億円)を投資し、味丹沙鹿工場(台中県沙鹿鎮)にバイオアルコール工場(年産6万キロリットル)を建設する予定だった。しかし、原料となる糖蜜の供給問題に加え、最近の原油価格下落を受け、投資計画は棚上げされた。

 また、台湾糖業(台糖)も30億元を投じ、南靖製糖工場(嘉義県水上郷)にサトウキビを原料とするバイオアルコール工場を設け、年間10万~12万キロリットルの生産を見込んでいた。しかし、行政院農業委員会と経済部能源局による原料作物の栽培補助計画が固まっていない上、バイオアルコールに対する市場の受容性を検討した結果、投資延期を決めた。