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陽明海運、欧米航路で輸送実績好調


ニュース 運輸 作成日:2010年6月3日_記事番号:T00023149

陽明海運、欧米航路で輸送実績好調

 
 コンテナ海運大手、陽明海運(ヤンミン・ライン)の盧海董事長は2日、ユーロ安の影響で欧州航路で輸送量が増加し、当面9月まで好調な輸送実績が見込めるとの認識を示した。このほか、米国航路も11月まで好調が見込まれるという。3日付経済日報が伝えた。
 
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陽明海運の盧海董事長(中)ら経営陣。同社は第1四半期、純利益2200万元で黒字転換を果たした(2日=中央社)
 
 欧州航路では3月初め以降、運賃が1TEU(20フィート標準コンテナ換算)当たり200~300米ドル下落し、同社は減収を懸念したが、積載率が通常の40~50%を上回る60~70%に達し、運賃下落分を補っているという。同社は欧州航路の運賃が9月までは下落しないとみている。

 盧董事長は、昨年末に150万TEUあった余剰輸送力が50万TEUまで減ったことに加え、米国航路の需要が旺盛で、6月15日から11月30日までの需要期には付加運賃で増収が見込める点を挙げ、「内部統計から見て、収益は予想を上回る」と予測した。