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黒松の経営権争い、一転して和解成立


ニュース 食品 作成日:2010年6月3日_記事番号:T00023156

黒松の経営権争い、一転して和解成立

 
 飲料大手の黒松で表面化していた経営権争いで、臨時株主総会を翌日に控えた2日、一転して和解が成立した。3日付経済日報が伝えた。

 経営権争いは、現在の張道宏董事長を中心とする体制に対し、3年前に解任された張道榕前総経理が復活の機を狙う、張氏一族の「お家騒動」の様相を呈していた。張道宏董事長は同日、張道榕前総経理サイドとの和解が成立したことを明らかにし、張道榕前総経理サイドの張斌堂董事が次期董事長に就任することが内定した。これを受け、3日午前に開かれた臨時株主総会では、張斌堂董事が最多得票で董事に再選された。

 黒松では現在、張氏一族の二大勢力のほか、提携相手の微風広場(ブリーズセンター)の廖氏一族が経営に関与している。張道宏董事長は、微風広場との今後の関係など和解内容の詳細については言及を避け、「微風広場とは協力パートナーであり、将来的にも大家と店子の関係だ」と述べるにとどまった。6月15日の定時株主総会は予定通り開かれる見通しだ。