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金融機関の公債買い占め、規制へ


ニュース 金融 作成日:2007年8月27日_記事番号:T00002316

金融機関の公債買い占め、規制へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、金融機関による公債買い占めで、債券市場における流動性が低下している状況を改善するため、単一金融機関による債券保有比率を流通量の3分の1か20%に制限する方向で今週中にも検討を行う。27日付経済日報が伝えた。

 債券保有残高が多い郵匯局(郵貯)、農業金庫は上限が3分の1に設定されることを希望しているが、他の債券取引業者は同上限を20%に設定すべきとしている。

 第3四半期に発行される中央政府建設公債を例に取ると、発行規模800億台湾元(約2,800万円)に対し、上限が3分の1に設定された場合、単一金融機関による同債券購入額は264億元を超えてはならない。20%の場合は、160億元を超えてはならない。

 台湾の債券市場では、金融機関が過剰流動性を公債に大量投資するため、債券価格が少数の金融機関によって左右されやすい問題点が指摘されている。