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富士康でエンジニア突然死、長時間勤務が原因か


ニュース 電子 作成日:2010年6月3日_記事番号:T00023168

富士康でエンジニア突然死、長時間勤務が原因か

 
 3日付蘋果日報によると、従業員の連続自殺に関心が集まっている鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の富士康国際(FIH)深圳工場で、28歳のエンジニアが5月27日、長時間の連続勤務の後、突然死していたことが明らかとなった。

 死亡した顔利さんは湖北省出身で、2007年4月に入社、深圳工場の観瀾エリアで製造工程の開発に携わっていたという。

 同僚によると、顔さんは先月24日午前7時に出勤した後、翌日午後5時まで連続34時間、休憩も取らずに働き、さらに26日も14時間勤務したという。

 3カ月前に結婚したばかりの妻によると、顔さんは27日午前2時40分ごろ突然呼吸困難に陥り、心肺が停止した。すぐに妻が蘇生法を施したものの、医療関係者が駆けつけたときには既に死亡していた。妻は超過勤務が死因と疑っており、富士康に約118万台湾元(約340万円)の賠償請求を検討している。

 富士康は「個別事件についてはコメントしない」としているが、超過勤務が死因との見方については「遺族はタイムカードの記録を調べることができる」と回答した。