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液晶パネル景気、「今年は6月が底」


ニュース 電子 作成日:2010年6月3日_記事番号:T00023170

液晶パネル景気、「今年は6月が底」

 
 第2四半期の液晶パネル需要および価格が、末端市場での在庫水準上昇を受け、下降気味となっている。しかし業界関係者は、「最近の米国、中国における需要は決して弱くなく、6月が景気の底となる」との見方を示した。パネル価格の下落は今後しばらく続くと予想されるが、下落幅は大きくなく、間もなく末端業者が今年下半期のハイシーズンに備え在庫補充を再開するとみられ、パネル出荷量にもプラス効果が現れる見通しだ。3日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、最近の末端市場の状況を見ると、欧州ではギリシャの財務問題の影響でIT(情報技術)製品に対する消費力に陰りが見えるため、ブランド業者は欧州でのダメージを補うため米国、中国市場でのマーケティングを強化しているという。

 また北米でのIT製品需要の高まりが、米中市場でのパネル在庫消化につながっており、現在の在庫水準は依然高い傾向にあるものの、既に6週まで低下しているという。