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作成日：2010年6月3日_記事番号：T00023171
力晶の５月売上高、39カ月ぶり最高に
ＤＲＡＭ大手、力晶半導体（ＰＳＣ）が２日発表した５月売上高は、前月比８％増、前年同月比440.09％増の81億3,600万台湾元（約233億9,500万円）で、2007年２月以来39カ月ぶりの単月最高となった。１～５月売上高は、前年同期比423％増の339億7,620万元。３日付中国時報が報じた。
力晶は５月の増収について、主力製造プロセスの歩留まり率向上、出資先である瑞晶電子（レックスチップ・エレクトロニクス）の生産能力増強、ファウンドリー業務の出荷増と製品価格の上昇などが貢献したと説明した。
力晶の王其国総経理は現在のＤＲＡＭ市場は需給が健全な状態にあると指摘した上で、今後の半導体市場の動向について、大部分のメーカーに工場新設の余裕がない上、技術向上スピードの緩和が見込まれることから、2012年までは供給が逼迫（ひっぱく）した状況が続くとの予測を示した。
