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復活の台鉄旧山線、9月にROT競争入札


ニュース 運輸 作成日:2010年6月4日_記事番号:T00023179

復活の台鉄旧山線、9月にROT競争入札

 
 1998年に廃線となった台湾鉄路(台鉄)旧山線が、5日から観光専用鉄道として苗栗・三義~台中・泰安間(全長13.6キロメートル)の運行を再開する。毛治国交通部長は3日、台鉄が3カ月間試験運転を行った後、9月に民間に運営を委託するROT(改修・運営・譲渡)案の競争入札を行うと発表した。新光集団、国泰集団、遠雄集団など多くの大手企業グループが応札に意欲を示しているという。4日付経済日報が報じた。
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毛治国交通部長(左2)は3日、旧山線を視察し、蒸気機関車「CK124」に試乗した(3日=中央社)
 
 台鉄の試算によると、旧山線運営では年間延べ75万人の観光客と同3億1,000万台湾元(約9億円)の売上高、4年目の黒字転換が見込まれる。ROT落札企業は、鉄道の運営のほか、名産品の販売や飲食店、宿泊・レジャー施設を経営できる。将来的には、台鉄が売却を予定する沿線の遊休地5ヘクタールでも事業展開が可能になる。

 旧山線では5日から8月29日まで、蒸気機関車(SL)「CK124」などの列車を運行するほか、期間中の週末には沿線各地でイベントを開催する。