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太平洋そごう忠孝館、差し押さえ騒動


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年6月4日_記事番号:T00023181

太平洋そごう忠孝館、差し押さえ騒動

 
 太平洋崇光百貨(太平洋そごう)の一部店舗の建物を保有する太平洋建設集団は3日、太平洋そごうが太平洋建設傘下の豊洋興業に対し、建物の賃貸料と違約金1億1,000万台湾元(約3億1,600万円)を滞納しているとして、今月11日に裁判所に太平洋そごう忠孝館(台北市忠孝東路)店内の資産と太平洋そごうの銀行口座の差し押さえを申し立てる方針を明らかにした。4日付聯合報が伝えた。

 仮に忠孝館の資産が差し押さえられても、太平洋そごうは営業継続が可能だ。太平洋そごうは3日、太平洋建設の動きに対抗し、7,800万元相当の担保を差し入れ、差し押さえ阻止に先手を打った。

 今回の差し押さえ騒動には、太平洋建設と遠東集団の経営権争いが背景にある。遠東集団から太平洋そごうの経営権奪還を目指す太平洋建設は、太平洋そごう敦南館(台北市敦化南路)の賃貸料を太平洋そごう側が3年間滞納していることを差し押さえ申し立ての根拠としている。