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太陽光電専区設置、高鉄沿線の地盤沈下地域に計画


ニュース その他製造 作成日:2010年6月7日_記事番号:T00023214

太陽光電専区設置、高鉄沿線の地盤沈下地域に計画

 
 雲林県内の台湾高速鉄路(高鉄)沿線で、地下水のくみ上げが原因とみられる地盤沈下が起き、線路高架の支柱が陥没している問題で、雲林県政府と経済部水利署は問題の地域9平方キロメートルを「太陽光電専区」に指定することを計画している。7日付経済日報が伝えた。

 問題の地域は高鉄と78号快速道路が交差する地点付近。水田から太陽電池産業団地への転換で、地下水くみ上げを全面禁止し、地盤沈下に歯止めをかけるのが狙いだ。

 構想によれば、初期投資額は492億8,000万台湾元(約1,384億円)で、年平均投資利回りは7.8%を見込む。計画は既に行政院経済建設委員会(経建会)や太陽電池メーカーから注目を集めている。運営方式は政府による土地徴用か地権者からの借地方式が検討されている。

 雲林県政府は、農民からの反発を避けるため、一部には節水設備を備えた園芸専区を設ける構想も提示している。