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華新麗華、中台で150億元追加投資へ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年6月7日_記事番号:T00023218

華新麗華、中台で150億元追加投資へ【表】

 
 銅線材・電線ケーブル大手、華新麗華(WALSIN)の焦佑倫董事長は4日、今後3年で150億台湾元(約420億円)を投じ、中台で鉄鋼、合金、MEMS(微小機械電子システム)などの事業を強化すると語った。5日付経済日報が伝えた。
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 投資額のうち40億元を占めるのは、下半期に着工、2013年操業開始を予定する台中工場の熱延酸洗ラインで、中鋼集団(CSC)傘下、中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)の熱延製品の後工程を受け持つ。年産能力は40万トンと余裕があるため、将来的には熱延コイルを追加調達し、設備稼働率を高める可能性もある。

 中国・山東省煙台市のステンレス工場の第2期拡張計画には30億元を投じる。江蘇省常州市の工場は8月に稼働させ、チタンやニッケルの合金など精密材料で年間7,000トン生産を計画する。

 なお、同社は事業拡張を目的に4月に発表した第三者割当増資や国際預託証券(GDR)発行による資金調達について、今月4日の株主総会で上限70億元から100億元に引き上げた。