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中国パネル調達団の来台、7月以降に延期【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月7日_記事番号:T00023227

中国パネル調達団の来台、7月以降に延期【表】

 
 中国家電大手9社から成る液晶パネル調達団は、6月初旬としていた来台日程を7月以降に延期した。調達団を率いる中国電子視像行業協会(CVIA)の白為民秘書長は、ビザの問題と説明しているが、中国メディア「21世紀網」は、当初予想されていたパネル不足が起こらなかった上、液晶テレビの第1四半期販売実績が予想を下回ったため供給過剰となり、調達の緊急性が低下したためと指摘した。5日付工商時報が報じた。
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 業界では、中国市場の第1四半期の液晶テレビ販売実績発表を受け、2010年出荷予測が4,000万台から3,300万~3,600万台へ、予想成長率は50%から20~30%へと大幅に引き下げられている。

 白CVIA秘書長は、中国の次世代生産ラインが全面的に量産に入るのは12年以降のため、来年までは台湾から集中的に調達し、フラットディスプレイの技術交流も継続すると表明した。

 ただ、中国のパネル大手、京東方科技集団は、中国のテレビ用パネル需要のうち、中国メーカーが現在既に50%を供給できる状態で、12年には完全に自給可能になると予測している。