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豊興の鉄筋、300元再値下げ【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年6月8日_記事番号:T00023239

豊興の鉄筋、300元再値下げ【図】

 
 鉄筋大手の豊興鋼鉄は7日、鉄筋価格を1トン当たり300台湾元(1.5%)引き下げ1万9,200元(約5万4,000円)とすると発表した。5月以降で4度目の値下げとなる。またスクラップ鋼買取価格も国際価格の下落に伴い、同300元(2.5%)引き下げ1万1,300元とし、形鋼は同900元(4%)の引き下げで2万1,600元とした。8日付蘋果日報が伝えた。
 
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 台湾市場での鉄筋価格相場が先週、1トン当たり1万8,500元まで下がったことで、全土の鉄筋取引量は累計7万~8万トンとなり、業界関係者は「調達意欲が高まっており、スクラップ鋼相場も近日中に反発が見込まれる」と分析した。

 豊興の林明儒董事長も、スクラップ鋼国際価格下落が調達増を促し、これがスクラップ鋼の下落抑制、および鉄筋価格の安定につながるとの見通しを示している。

 同社の5月売上高は、粗利益率の高い棒鋼の出荷が伸びた影響で、前月比4.47%増、前年同月比63.74%増の28億1,800万元。1~5月累計では前年同期比75.96%増の127億7,100万元となった。