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台湾LED人材、フィリップスが積極取り込み


ニュース 家電 作成日:2010年6月8日_記事番号:T00023243

台湾LED人材、フィリップスが積極取り込み

 
 照明器具欧州最大手、ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスは、発光ダイオード(LED)照明市場の急速な成長を好感し、世界的に大規模な人材獲得戦略を進めている。台湾の人材を最初のターゲットに定めており、6月末からLED関連の技術者、研究開発(R&D)および製品開発部の監督者を対象に面接を行う考えだ。今回の募集は500人以上に上るとみられ、今後アジア太平洋地域で人材不足を引き起こす可能性も出ている。8日付電子時報が報じた。

 台湾のLED産業は30年の歴史を持ち、川上から川下まで完全なサプライチェーンを備えており、生産額は日本に次いで世界2位となっている。フィリップスは台湾人材の素質を好感して、大量確保に動いているようだ。

 フィリップスの売上高のうち、LED照明事業の比重は今年第1四半期、前期比2ポイント拡大し、12%に達した。同社は2015年に50%、20年に75%へと拡大させることを目標に、今後数年間で省エネルギー製品の開発に10億ユーロ(約1,100億円)を投じる計画だ。