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民進党、「正常国家決議文」草案を決定


ニュース 政治 作成日:2007年8月28日_記事番号:T00002326

民進党、「正常国家決議文」草案を決定

 
 民進党は27日、「台湾」名義での国連加盟や新憲法制定を目指すなどとした「正常国家決議文」の草案を決定した。草案は30日の中央執行委員会に提出され、正式に採択される。

 草案は台湾を「運命共同体」と位置付けた上で、台湾意識を強化し、早期に台湾正名の実現、新憲法制定を図り、適当な時期に住民投票を実施するとしたほか、「中華民国」という国号は国際社会で通用しなくなっているとして、「台湾」名義で国連や世界保健機関 (WHO)などの国際機関に加盟することの重要性を訴えた。このほか、母語(台湾語など)教育をはじめとする教育課程の台湾化推進、経済発展は国家安全などを前提とすることなどを盛り込んだ。

 「国号を台湾に変更する」「民国暦を西暦に直す」「新憲法の国土の範囲は、台湾、澎湖、金門、馬祖とする」など、独立指向の強い内容は盛り込まれなかった。これまでの報道によると、総統選挙候補者の謝長廷氏が、こうした急進的な内容に難色を示していたとされる。