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呉行政院長、ECFA早期締結方針を修正


ニュース その他分野 作成日:2010年6月9日_記事番号:T00023267

呉行政院長、ECFA早期締結方針を修正

 
 呉敦義行政院長は8日、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について、「署名を急ぐよりも、良い署名にしたい」と述べ、6月までに署名するとした当初方針を事実上修正した。9日付工商時報が伝えた。

 呉行政院長はこれまでECFA早期締結に終始楽観的な見通しを示していたが、発言内容を修正した格好だ。背景にはECFA交渉がアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)や金融市場開放などをめぐり難航していることがあるとみられる。

 一方、北京を訪れている経済部の黄重球常務次長(次官)は8日、「ECFA交渉は既に細部の調整に入っており、現在の進行状況からみて、6月中の署名を楽観している」と述べた。

 ECFAの第3回交渉は、19日の海峡経済論壇以前に開かれる見通しだ。しかし、関係筋によると、対立点が解消されなければ、交渉日程は予断を許さない状況だという。