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中国の交通銀、台湾での資産管理業務参入に意欲【表】


ニュース 金融 作成日:2010年6月9日_記事番号:T00023269

中国の交通銀、台湾での資産管理業務参入に意欲【表】

 
 中国の大手銀行、交通銀行の葉迪奇副行長(副頭取)は8日、上海で台湾と香港の記者団の取材に応じ、速やかに台湾に支店が開設できることに期待感を示すとともに、台湾で資産管理業務に参入したいとの考えを表明した。9日付経済日報が伝えた。
 
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 葉副行長は、リテール(小口金融)分野への戦略転換目標を示し、富裕層向け資産管理業務で同業者をリードしたいと述べた。

 交通銀は現在、取引顧客4,200万人のうち20%を資産運用業務のターゲットと定め、中国で預金残高が50万人民元(約670万円)以上の顧客を対象に「沃徳財富」というブランドで資産運用サービスを展開。さらに同500万人民元以上の顧客にはプライベートバンキングサービスを提供している。この結果、全顧客の5%の富裕層顧客が資産運用部門の業務量の4分の3を占めているという。

 葉副行長はまた、同行の経営戦略を「国際化」「総合化」を融合した「二化一行」と表現し、東南アジアを中心に海外進出を進める考えを示すとともに、台湾に早期に支店開設を果たし、台湾企業に金融サービスを提供したいと話した。