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アモイ・福州〜台湾の直航便、7月増便で値下がり予測


ニュース 運輸 作成日:2010年6月9日_記事番号:T00023270

アモイ・福州〜台湾の直航便、7月増便で値下がり予測

 
 廈門航空(アモイ航空)台湾支店の荘暁暉総経理は、中国福建省アモイ・福州~台湾間の直航便が7月5日からの増便で運賃が下落するとの見通しを示した。9日付経済日報は、今後価格競争を招く恐れもあると指摘している。

 同区間は現在、復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)、立栄航空(ユニー航空)、華信航空(マンダリン航空)が週21便運航している。中国側は廈門航空(アモイ航空)の週8便のみだが、中国当局が中台双方に週20便以上の運航を求めているため、7月5日以降アモイ航空が週16便に倍増させ、中国の他社が週4便を運航する見通しだ。

 また、現在同区間の直航便は最も安いもので税込8,100台湾元(約2万3,000円)、搭乗率は約8割だが、増便で運賃が下がれば、台湾本島から航空便で金門島・馬祖島に行き、そこから船便でアモイに渡るいわゆる「小三通ルート」(運賃約6,500元、搭乗率7割強)にも打撃を与える恐れがある。ただ業界関係者は、中国客にとって金門は人気観光地となっており、影響は小さいとの見方だ。