ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

伊藤忠商事、味全に董事派遣へ


ニュース 食品 作成日:2010年6月9日_記事番号:T00023273

伊藤忠商事、味全に董事派遣へ

 
 食品大手の味全食品工業は17日の董事会で改選を予定しており、大株主の頂新国際集団が、伊藤忠商事食料カンパニーの鶴島孝保・食料中国事業推進部長を味全の董事として推す方針を固めた。9日付経済日報が伝えた。

 鶴島氏は頂新国際集団傘下の康発投資法人代表という名義で、董事に選出される見通しだ。頂新国際集団は2008年に伊藤忠商事から20%の出資を受け入れた際、味全と台湾の食料、物流事業で協力を強化する方針を示していた。伊藤忠商事からの董事受け入れは、味全の海外事業発展にもプラスとなりそうだ。

 味全は今年4月にケンコーマヨネーズ、08年に敷島製パンと中国での合弁契約を締結しているが、いずれも伊藤忠商事が仲介役を果たした。

 頂新国際集団はまた、味全の董事会を董事9人、監察人2人の体制に縮小し、経営決定の効率化を図る構えだ。