ニュース 電子 作成日:2010年6月9日_記事番号:T00023290
パナソニックはこのほど、SDメモリーカード用NAND型フラッシュメモリー制御ICの調達対象を初めて自社グループ以外に広げ、擎泰科技(スカイメディ)製品の採用を決めた。既に東芝に供給を行っている群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)に続き、これまで自製を固持してきたSDカード世界大手3社のうち、サンディスクを除く2社に台湾IC設計業者が切り込んだ形だ。9日付電子時報が報じた。
メモリー業界関係者によると、SDカード世界大手3社は自社の制御IC技術が成熟してからSDカードの新規格を外部に公開していたため、同水準に追い付くのに3~6カ月の時間を要していた。しかし近年、台湾や米国のメモリーモジュールメーカーによるメモリーカード参入が相次いだことで3社による独占状態が崩れ、台湾メーカーの技術力向上もあって、東芝とパナソニックはSDカード用制御ICの調達先を拡大する必要に迫られた。
ただパナソニックは依然、自社内に研究開発(R&D)チームを残し、擎泰科技は2番目の調達先の位置付けとして、両者を競わせて技術向上の促進とコスト抑制を図るもようだ。
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