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金融持ち株会社、経営権取得失敗時の株式売却義務付け


ニュース 金融 作成日:2007年8月28日_記事番号:T00002330

金融持ち株会社、経営権取得失敗時の株式売却義務付け

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は27日、金融持ち株会社による投資案件で、期限内に経営権獲得に至らなかった場合、一定期間内に金管会に善後策の提出を求めることとし、経営権獲得に失敗したことが確定した場合には、一定期間内に持ち株の放出を義務付ける方針を固めた。同規定は中国信託金融控股、兆豊金融控股、中華開発金融控股、新光金融控股の4社に優先適用する。28日付工商時報が伝えた。

 同規定は金融持ち株会社の乱立を防ぎ、金融業界の再編を加速する狙いがある。金管会の胡勝正主任委員は、「現在14社ある金融持ち株会社は、いったん増加するが、一気に減少する」との見通しを示した。

 現在の懸案としては、▽中国信託金融控股による兆豊金融控股への10%出資計画▽兆豊金融控股による台湾中小企業銀行への5~26%出資計画▽中華開発金融控股による金鼎証券への25%出資計画▽新光金融控股による元富証券への投資計画──など。金管会は各社に今後の方針を速やかに示すように求める方針だ。