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STBメーカー、W杯効果一段落でQ3減収も


ニュース 電子 作成日:2010年6月10日_記事番号:T00023314

STBメーカー、W杯効果一段落でQ3減収も

 
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会開幕(6月11日)に向けた需要の高まりを受け、デジタルテレビ放送用セットトップボックス(STB)メーカーは第2四半期の増収が見込まれている。しかしW杯効果が一段落し、オフシーズンに入る第3四半期は前期比横ばいか小幅減収となる見通しだ。10日付電子時報が報じた。

 STB生産を手掛ける百一電子(プライム)の許錦輝董事長は9日、第3四半期は同社STB出荷の6割以上を占め、高画質(HD)対応機種の割合が高い欧州市場が夏期休暇に入り、末端需要が減少するとの見通しを示した。

 ただ新興市場のSTB需要は同期も横ばいで、もう一つの主力製品、衛星放送受信用周波数変換器(LNB)の新製品発売効果もあり、第3四半期の同社売上高は前期比で微減と予測した。

 百一電子の1~5月累計の連結売上高は、前年同期比17.65%増の33億8,700万台湾元(約95億円)だった。うちSTB売上高は前年同期比4割増で、欧州や、インド、中国など新興市場の需要が目立った。通年ではSTB出荷額で前年比3割成長を目標とする。