ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ECFA第3回交渉、13日に北京で


ニュース その他分野 作成日:2010年6月11日_記事番号:T00023328

ECFA第3回交渉、13日に北京で

 
 中台は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結に向けた第3回公式交渉を13日に北京で行う。行政院大陸委員会(陸委会)の劉徳勲副主任委員が10日、明らかにした。

 ただ、第3回交渉では署名文書の文言が主要議題となる見通しで、最大の対立点であるアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)問題は第4回交渉に持ち越しとなる見通しだ。交渉は1日間だが、状況をみて1日延長する。

 ECFAは交渉合意後、第5回民間トップ会談(江陳会)で署名が行われる見通しとなっている。これに関連し、陸委会の頼幸媛主任委員は同日立法院で、「両岸(中台)は依然6月末に(江陳会を)開くことを目標としているが、目標達成には大きな努力が必要だ」と述べ、交渉が難航していることを認めた。

 一方、同日付旺報によると、争点のアーリーハーベストをめぐり、中台間では工作機械、主要石油化学製品を対象品目に含めるかで、綱引きが続いている。

 関係筋によれば、中国側は対象品目を当初の300項目から500項目に増やすとの譲歩姿勢を見せたが、工作機械、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンなどを対象に含めるかは固まっていないという。