国泰金融控股は、今年上半期の純利益が207億台湾元（約724億円）となった。
業界では現段階で、同社の以外に台新、新光、富邦、中国信託、玉山の５社が上半期の業績を発表しているが、２位新光の純利益92億3,600万元を２倍以上上回る、圧倒的な数字だ。
金融持ち株会社は、生命保険を主な業務としている企業の業績が良好だ。今年上半期は域内外の投資環境が非常に良く、国泰金傘下の国泰人寿（キャセイライフ）は上半期の株式投資による利益だけで190億元に達し、新光金と富邦金の上半期利益の合計を上回った。
中国信託金融控股などの銀行業を主体とする金融持ち株会社は、昨年のカード不良債権問題による影響を脱したものの、まだ完全に回復したとは言えず、生命保険金融持ち株会社の高成長に比べると見劣りがする。中でも台新金融控股は業績報告を行った６社の中で唯一業績が落ちた。28日付経済日報が報じた。
