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コーニング台中工場、増産計画の再開表明


ニュース 電子 作成日:2010年6月11日_記事番号:T00023340

コーニング台中工場、増産計画の再開表明

 
 液晶パネル用ガラス基板世界最大手、米コーニングは、これまで一時中止していた台中の液晶ディスプレイ向けガラス基板工場の生産能力増強計画を再開すると表明した。同社は具体的な拡張規模や投資額はまだ明らかにできないが、顧客の需要に全力で応えたいとしている。11日付工商時報が伝えた。

 台中工場の増産計画は、金融危機で稼働率の抑制が必要となったため2年延期、今年末ごろの再開予定となっていた。しかし同社は今年、ガラス基板需要の年間成長率予測を当初の14~22%から18~27%へと上方修正しており、余智敦・台湾コーニング董事長は、「顧客や川下の需要を好感して計画再開を決めた」と説明した。

 なお同社は9~11日に開催の「台北国際光電週」(フォトニクス・フェスティバル・イン台湾)で、台湾初公開となる第10世代ガラス基板のほか、量産を開始した厚さ0.4ミリメートルのモバイル機器向けガラス基板「EAGLE XG SLIM」を展示している。同製品は研磨による薄型化の工程を経ずに0.4ミリの薄さを実現、コスト低減・省エネルギーなどの面で利点が多いという。