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張忠謀・TSMC董事長、「景気は下半期さらに良くなる」【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月11日_記事番号:T00023353

張忠謀・TSMC董事長、「景気は下半期さらに良くなる」【表】


 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は10日、「半導体市場の景気はかなり良い」とした上で「『下半期は上半期よりも良くなる』との従来の見方を維持する」と語った。ただ、上半期が良過ぎたため、下半期の成長幅は例年より縮小するとの予測だ。なお、欧州の信用不安問題については、「半導体の世界最大市場は北米、最も成長が速い市場は中国大陸で、欧州市場による影響は限定的」と指摘しつつ、「心配し過ぎる必要はない」と語った。11日付工商時報が報じた。
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 同日発表された同社の5月連結売上高は、前月比3%増、前年同月比37.91%増の348億1,900万台湾元(約977億円)で過去最高となった。現在生産ラインがフル稼働で、生産能力の増強が続くことから6月も成長が見込まれ、証券会社は、第2四半期の売上高は同社予測の1,020億元を上回るとみている。なお1~5月累計の連結売上高は、前年同期比84.4%増の1,608億1,500万元だった。

 ある設備業者によると、TSMCは第3四半期もフル稼働が続く見通しで、欧州不安や朝鮮半島の緊張といった問題の影響は全くないもようだ。
 
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10日、夫人の新書発表会に出席した張忠謀董事長(10日=中央社)