ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

即席めん中国最大手の康師傅、台湾に工場設立か


ニュース 食品 作成日:2010年6月14日_記事番号:T00023365

即席めん中国最大手の康師傅、台湾に工場設立か

 
 先ごろ、中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する台湾系企業、康師傅控股の中国・天津工場を視察した経済部投資処の凌家裕処長は11日、康師傅の主管が、「上海への製品輸送は中国内陸部からよりも台湾からの方が経済的なため、(関税引き下げが見込まれる)海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結後、華南・華中市場を主な供給先として台湾で生産ライン増設を検討している」と語ったことを明らかにした。ただし、これについて康師傅の林清棠財務長(CFO)は同日、「聞いたことがない」とコメントした。12日付経済日報が伝えた。

 また凌処長によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国従業員に対する大幅な賃上げを発表して以降の1週間で、台湾系企業から台湾へのUターン投資に対する優遇措置についての問い合わせが多数寄せられたという。その上で凌処長は、ECFA締結で多くの項目がゼロ関税の対象となるとみられるため、一部生産ラインの台湾移転を検討する台湾系企業は今後増えるとの見方を示した。