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日系LEDテレビ生産の委託拡大、台湾受託メーカーに恩恵


ニュース 家電 作成日:2010年6月14日_記事番号:T00023366

日系LEDテレビ生産の委託拡大、台湾受託メーカーに恩恵

 
 今年に入り急速に普及が進む発光ダイオード(LED)バックライト搭載の液晶テレビで、日系ブランド各社は韓国ブランドとの価格競争に直面して、相次いで生産の外部委託を拡大しており、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)、鴻海精密工業など台湾の受託メーカーが恩恵を受けるとみられる。特にコンパルとウィストロンは下半期、同製品の出荷が爆発的に成長すると、14日付電子時報は予測している。

 テレビ生産でソニー、東芝、米ベストバイを顧客に持つウィストロンは、特にLEDテレビ分野に積極的で、同製品のテレビ出荷量全体に占める比重は今年10%、来年は30%に拡大するとみられる。

 東芝、日立、三洋電機を顧客に持つコンパルは、下半期LEDテレビの出荷比重は40%まで伸びると予測している。

 これまで日系ブランドは、技術的問題などからLEDテレビは自社生産を主としてきた。しかし台湾の受託メーカーも同製品に対する技術力を高め、既に日系顧客の信頼を勝ち取ることに成功したという。