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ビボテレコム、ネットワーク拡充に20億元


ニュース 電子 作成日:2010年6月14日_記事番号:T00023370

ビボテレコム、ネットワーク拡充に20億元

 
 威宝電信(ビボテレコム)の張豊雄総経理は11日までに、年内に20億台湾元(約57億円)を投じ、3.5G(第3.5世代)の移動通信ネットワークの拡充を進める方針を明らかにした。同社の設備投資規模は昨年の3倍で、過去5年来で最高となる。12日付工商時報が伝えた。

 同社は先ごろの董事会で、許勝雄董事長がネットワーク設備拡充計画の指揮を取ることを承認した。具体的には、3.5Gの基地局を3,500基調達し、今年第3四半期から整備を進める。

 張総経理によると、ネットワーク拡充後は、携帯デバイスからの接続速度が現在の毎秒3.6~7.2メガビット(Mbps)が同21.2Mbpsまで高速化されるという。今回の設備投資をめぐっては、中国の華為技術、中興通訊(ZTE)などが受注戦を展開しているもようだ。

 張総経理は大規模設備投資の理由について、「ネットワークを3Gから3.5G、3.9Gへと格上げし、早期に(次世代通信規格)のLTE(4G)に対応するのが狙いだ」と説明した。