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マイクロSIMカード、台湾企業に相次ぎ発注


ニュース 電子 作成日:2010年6月14日_記事番号:T00023380

マイクロSIMカード、台湾企業に相次ぎ発注

 
 米アップルの携帯電話端末などにマイクロSIMカードの採用が進んでいることを受け、SIMカードメーカーは需要に対応するため、生産委託先を韓国企業から台湾企業へと拡大している。台湾積体電路製造(TSMC)と同社傘下の世界先進積体電路(VIS)は、早ければ第4四半期にも出荷を開始するとみられる。14日付経済日報が伝えた。

 背景には韓国のサムスン電子の戦略変更がある。同社はNAND型フラッシュメモリーの生産拡充計画を韓国ではなく米国で進めることにしたため、韓国工場の他のチップも含め生産能力に不安が生じた。このため、SIMカードメーカーはアジアで安定した調達先を確保する必要が生じた。

 また、SIMカードメーカーが朝鮮半島情勢の緊張を受け、万一の軍事衝突で供給が中断する事態を懸念し、台湾に発注先をシフトしている側面もある。

 TSMCは「個別の顧客についてはコメントしていない」として、公式には事実関係を認めていない。