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TSMC、アドバンストなどのCPU受注へ【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月14日_記事番号:T00023382

TSMC、アドバンストなどのCPU受注へ【表】

 
 業界筋によると、米半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)と台湾の威盛電子(VIAテクノロジーズ)が、40ナノメートル技術を採用した中央処理装置(CPU)の生産を台湾積体電路製造(TSMC)に委託する可能性が高まっている。14日付工商時報が伝えた。
 
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 このうち、AMDは来年下半期に発売するCPU(開発コード名・オンタリオ)、VIAは新型のデュアルコア・ナノ・プロセッサーをTSMCに発注する方向だという。発注時期は来年第1四半期が見込まれる。  AMDは2008年の製造部門分離で、傘下のグローバル・ファウンドリーズにCPUの生産を移管したが、バルクCMOS技術を使用するグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)に関しては、全量をTSMCに生産委託してきた。AMDは来年下半期をめどに、CPUとGPUの統合型プロセッサー(開発コード名・フュージョン)の開発を進めており、そのうち一部(オンタリオ)にバルクCMOS技術を採用することを決めた。このため、TSMCが生産を受注する可能性が高まった。

 VIAは2004年以降、TSMCへの発注を取りやめ、IBMと富士通に生産を委託してきたが、富士通が40ナノメートル以下の製造プロセスでTSMCとの共同開発を決めたため、VIAはTSMCへの生産委託方針を固めた。