ニュース 社会 作成日:2010年6月15日_記事番号:T00023386
台湾海軍は14日、潜水艦「海龍」が11日未明に台湾南部の左営沖で発射した訓練用魚雷が行方不明になっていると発表した。必死の捜索にもかかわらず、魚雷を発見できず、3日後になって事実を公表し、航行船舶にも協力を呼び掛けた。幸いにも魚雷には弾頭が装着されておらず、爆発を起こす危険はないという。
15日付中国時報によると、海軍は現在、魚雷が行方不明になった位置と海流などを考慮し、捜索作業を進めているが、まだ発見には至っていない。
問題の魚雷は、潜水艦と魚雷が制御用のワイヤで結ばれた有線誘導型で、射程距離は12~28キロだ。しかし、このワイヤが切れると、魚雷は迷走してしまう。
実は今回訓練用魚雷を発射した潜水艦「海龍」には「前科」がある。7年前の2003年に宜蘭沖
で行われた漢光19号演習では、弾頭付きの「実弾」が行方不明になり、海岸に打ち上げられた。当時の演習では澎湖諸島沖でも今回のように訓練用魚雷が行方不明になる事故が起きている。教訓が生かされず、再び繰り返された失態に海軍当局のメンツは丸つぶれだ。
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