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中国沿海部の賃金水準上昇、亜洲光学が内陸部進出を検討【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月15日_記事番号:T00023406

中国沿海部の賃金水準上昇、亜洲光学が内陸部進出を検討【表】

 
 光学機器受託生産メーカー、亜洲光学(アジア・オプティカル)の頼以仁董事長はこのほど、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下、富士康国際(FIH)の大幅な賃上げを受け、内陸部への進出を検討していると明かした。中国広東省の東莞および深圳工場で現在の従業員2万5,000人から1万人を増強する予定だったが、前工程ラインのあるミャンマーに近い雲南省騰衝県での工場新設に変更する考えだ。15日付工商時報が伝えた。
 
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 頼董事長によると、今年は、▽密着イメージセンサー(CIS)モジュール▽超小型プロジェクター(ピコプロジェクター)▽バーコードリーダー▽3D(3次元)映像対応ホームシアター▽携帯電話用デジタルカメラ――など多くの製品で力強い成長が期待できるという。下半期売上高は通年の65%を占め、目に見えて伸びると予想している。

 同社は以前、日系メーカー向けを中心に携帯電話用デジカメレンズを手掛けていたが、過去1~2年は米系ブランドメーカーへの出荷を強化している。米大手から新機種(第4世代)向けVGA規格デジカメレンズを先ごろ受注したことを受け、年末までに月産能力を1,700万~2,000万枚に増強し、最大手の大立光電(ラーガン・プレシジョン)に迫る構えだ。