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南亜科、モバイルRAM参入を宣言


ニュース 電子 作成日:2010年6月15日_記事番号:T00023411

南亜科、モバイルRAM参入を宣言

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技の白培霖副総経理はこのほど、モバイルRAM市場への年内参入を宣言した。早ければ第3四半期に低消費電力のDDRおよびDDR2(容量256MB~2GB)の試験生産に入る予定だ。15日付電子時報が報じた。

 白副総経理は、現在DRAM市場で携帯電話向けは10%に満たないが、スマートフォンの内蔵メモリー容量の増加により、高い成長力が期待できると語った。さらに、デジタルテレビ、3D(3次元)テレビなど向けも期待できるという。今後は、南亜科の12インチウエハー工場でモバイルRAMやコンシューマー製品向けDRAMを生産し、同グループの華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が標準メモリー生産を担う計画だ。

 茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)もエルピーダメモリから技術移転を受け、年内にモバイルRAM市場に参入する予定だ。エルピーダ広島工場の生産能力は既にすべてモバイルRAMに充てられているという。

 業界予測によると、2009年モバイルRAM市場規模は10億個(容量1GB換算)を超え、10年は15億個まで拡大する見通しだ。