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陳水扁前総統、台南市立法委員補選に立候補か


ニュース 政治 作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023416

陳水扁前総統、台南市立法委員補選に立候補か

 
 総統府機密費の不正流用などの罪で先週台湾高等法院より懲役20年、公民権はく奪10年などの二審判決を受けた陳水扁前総統が、台南市の立法委員補欠選挙に立候補する意思を関係者に明らかにした。野党民進党は今年11月の台南市長選挙で同市選出の頼清徳立法委員を公認候補としているため、頼氏が当選すれば遅くとも来年2月末までに立法委員の補欠選挙が行われる。17日付蘋果日報が報じた。

 陳前総統は判決の確定前は獄中からの立候補が可能だが、仮に当選しても立法委員の任期中に公民権はく奪の刑が確定した場合、立法院より解職処分を受ける。また、懲役が確定しても公民権はく奪とならない場合は、立法委員の資格を維持したまま服役することが可能だ。

 陳前総統の立候補情報に民進党中央は、「一昨年に離党しており既に民進党員ではない。陳前総統の公認はあり得ない」との立場だ。立候補は頼氏の当選が前提だが、「本当に立候補するのであれば、イメージの回復に努めてきた民進党にとって直轄市長選挙で大きなマイナス材料となる」との指摘が政界関係者から相次いでいる。