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中国製品の関税引き下げ、250品目に上積み【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023418

中国製品の関税引き下げ、250品目に上積み【表】

 
 施顔祥経済部長は15日、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)で、中国の対台湾輸出に対するアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)の対象品目数を250品目、貿易額にして年30億ドルまで上積みすることを明らかにした。これは前日に経済部が説明した「200品目、20億ドル」を上回るもので、交渉は土壇場で中国に譲歩を迫られる展開となっているもようだ。16日付経済日報が伝えた。
 
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記者会見で理解を求める施顔祥経済部長(右)。アーリーハーベストの品目数で、政府の部門によって説明が異なるとの批判も出ている(15日=中央社)
 
 施経済部長は同日、行政院大陸委員会など関連官庁とともに立法院でECFAの交渉進展状況を説明した。その後記者会見した施経済部長は、対象品目が前日より50項目も増えた理由には言及せず、中国側と台湾側の関税引き下げ対象品目数の比率を2対1、貿易額で4対1とする原則に合致するものだと説明するにとどまった。

 ECFA締結に反対する野党・民進党立法委員団の李俊毅幹事長は「政府は立法院がまったく眼中にない」と政府・与党の「説明不足」を強く批判。「今後立法院で対象品目に修正を加えることになる」と語った。
 
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