ニュース
運輸
作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023419
中台直航便運賃、「1割下げられる」=交通部
14日に就航した台北松山空港と上海虹橋国際空港を結ぶ中台直航便に対し、利用者から航空券の販売価格が値上がりし過ぎているとの不満が多く聞かれる中、ある交通部幹部は、「航空会社が旅行会社に販売を委託している航空券をすべて自社で販売すれば、同路線は1割値下げできる」との考えを示した。またその他の中台直航便についても1割以上の値下げが可能との見方だ。17日付中国時報が報じた。
これに対し台湾のある航空会社は、「交通部が強い指導力を発揮すれば、松山~虹橋便の航空券は1万7,000台湾元(約4万8,000円)を超えることはない」との見方を示した。
また交通部民用航空局(民航局)の李龍文局長は、松山~虹橋便就航のほか、7月からその他の中台直航便が72便増便されることを挙げ、中台航空会社に対し「消費者の期待に応えられるよう、適度な値下げを検討すべき」と要求した。
一方、毛治国交通部長は、「『ビジネス空港』と位置付ける松山空港は、来年10月に拡張工事を終えた後、発着料などを大幅に引き上げる予定」と語った。今後松山~虹橋線のほか、10月に就航が予定される松山~羽田線など同空港を利用する路線の運賃は割高となる見込みだ。