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ノートPC末端価格、Q4から値上がりか


ニュース 電子 作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023436

ノートPC末端価格、Q4から値上がりか

 
 ノートパソコン産業では、年初からのDRAM、液晶パネルの値上がり、さらに最近のユーロ安、中国労働者の賃金上昇傾向を受けて、サプライチェーン全体でコストの高まりが懸念されており、ブランドメーカーが第4四半期に末端価格を値上げするとの観測が出ている。同業界では一部部品メーカーが既に製品価格を引き上げたほか、ノートPC受託メーカーでも、緯創資通(ウィストロン)と英業達(インベンテック)が「受託価格の引き上げは避けられない」と表明している。こうした中、コスト上昇の影響が川上から川下へと進んでいる。17日付経済日報が報じた。

 業界関係者によると、ノートPC受託メーカーの出荷価格は末端小売価格の約30%で、そのうち人件費が10%を占める。もしこれが引き上げられた場合、ブランド業者にとってはコストに3%前後の影響が出ることになる。

 このためブランド業者は第4四半期の新製品発売をきっかけに値上げまたは製品規格のグレードダウンを実施する可能性が高いとみられる。受託メーカーとブランド業者は9月に価格交渉を行うもようだ。