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DRAM契約価格、1年半ぶり下落


ニュース 電子 作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023439

DRAM契約価格、1年半ぶり下落

 
 6月上旬のDRAM契約価格は、DDR2モジュールが2~4%下落の約41米ドル、DDR3モジュールが2%下落の46米ドルで1年半ぶりの下落を記録した。業界関係者は第2四半期が例年のオフシーズンであることが下落の原因としているが、DDR3モジュールの46米ドルは依然高水準にあると指摘している。17日付電子時報などが報じた。

 業界関係者はまた、第3四半期は例年ハイシーズンだが、欧州信用不安と中国政府による不動産価格抑制政策が各地の消費者心理に与える影響およびDRAM各社による生産能力拡大を、需給と価格動向にとって注意すべき要素として挙げている。

 このうち各社の生産能力拡大では、南亜科技が12インチウエハー工場の製品をすべて50ナノメートル製造プロセスに移行させた上で、第3四半期に生産能力を3万枚から5万枚に増やす。華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は12インチ工場で50ナノを導入するウエハーを、8月時点で10万枚、年末に13万枚に拡大する。瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)なども下半期に63ナノでの量産を予定しており、需給バランスに与える影響が注目される。