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半導体市場の成長率は「30%」、TSMC董事長が3たび上方修正【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月17日_記事番号:T00023442

半導体市場の成長率は「30%」、TSMC董事長が3たび上方修正【表】

 
 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は15日、今年の世界半導体市場の成長率について30%との予測を示した。張董事長による同予測は昨年末の9%から、1月には18%、3月に22%と上方修正を重ね今回で3度目で、成長幅も当初から3倍以上に拡大した。また、ファウンドリー業界の成長率は今年、半導体業界の全体平均を上回り、TSMCの業績も、売上高と利益ともに過去最高を記録すると自信を示した。16日付経済日報が伝えた。
 
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 さらに張董事長は、2011~15年の平均成長率についても従来の「4~6%」から「7%以上」に修正し、市場の先行きを楽観する姿勢を見せた。

 なお、中国沿海部で従業員の給与水準が上昇し、コスト増につながるとの懸念については「当社上海松江工場の給与は、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下、富士康国際(FIH)の引き上げ後の水準を上回っている。よって給与引き上げの計画も、台湾への工場引き揚げの予定もない」と述べた。その上で、「大陸(中国)に工場を設置するのは市場開拓のためで、人件費が安いためではない」と強調した。