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海運各社、上半期中に黒字転換=長栄海運董事長


ニュース 運輸 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023450

海運各社、上半期中に黒字転換=長栄海運董事長

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)の謝志堅董事長は17日、同社が5月に黒字転換を達成し、6月は運賃値上げで収益が拡大するとの見通しを示すとともに、同社を含む海運各社は上半期中に黒字転換が見込めると指摘した。18日付工商時報が伝えた。

 謝董事長は「北米航路は10月末まで需要に問題はない。欧州の財政危機が消費に影響を与えても、ユーロ安は輸出に有利に働くため、欧州からの帰路の貨物需要にはプラスになる」とした上で、「第3四半期は需要が好調に推移し、第4四半期も昨年並みの需要が見込める」と述べ、下半期の海運需要を楽観視した。

 同社は海運需要の回復を受け、4月から15隻の貨物船の用船契約を結んだ。また、輸送能力の調整を柔軟に図れるようにするため、契約は短期、中期を織りまぜた。この結果、米国航路の輸送能力は30%アップし、毎週3万TEU(20フィート標準コンテナ換算)に達した。欧州線は同1万6,000TEUで、下半期に新規船舶を投入する。