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銀聯カードで現金引き出し、30日から可能に


ニュース 金融 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023453

銀聯カードで現金引き出し、30日から可能に

 
 中国のオンライン決済システム、中国銀聯(チャイナ・ユニオンペイ)加盟銀行が発行するキャッシュ・デビットカード「銀聯カード」は、6月30日から台湾の現金自動預払機(ATM)で現金引き出し、および残高照会が可能になる。18日付工商時報が報じた。

 同サービスは当初5月25日にスタートする予定だったが、クレジットカード国際ブランド世界最大手のビザ(VISA)が、同社と銀聯の提携カードを用いた国際取引では、すべてVISAの決済システムを使用するよう求めたため、延期になっていた。

 同問題については、VISAと台湾の銀行間ATMネットワークを運営する財金資訊(FISC)が協議し、提携カード会員自身が決済システムを選択するという折衷案で合意した。VISAの決済システムを使用した場合は手数料1~2%が余分にかかるという。

 なお台湾のクレジットカード決済機関、聯合信用卡中心の統計によると、台湾で銀聯カード利用が開放された昨年8月以降の決済総額は55億台湾元(約155億円)となっている。1カ月当たりでは、▽3月、5億5,000万元▽4月、6億7,000万元▽5月、8億1,000万元──と成長が続いている。